園長あいさつ
本日は、「こと実のり保育園」のホームページにお越し下さいましてありがとうございます。
園長の川瀬喜久子でございます。
昭和49年より経営しております「名西塾」ではずっと「きっこせんせーい」とか
「きっこさーん」とか呼ばれております。どうぞお気軽に名前で声をかけてください。
「こと実のり保育園」の母体ともいえる「名西塾」を始めたのはもう40年以上も前の
大学4年生の時でした。学生のノリで始めたのでこんなにも長く続けていこうとは、ゆめゆめ考えてもいませんでした。
ただ、結婚する時も、子どもを授かった時も、「辞める」という選択肢は全く自分の中になく、ごくごく自然に子育てをしながら、塾経営をしてきました。
娘が産まれて1カ月で同居していた私の両親に面倒をみてもらい仕事に復帰しました。
塾に出かける前に母乳を絞っておき、それを哺乳瓶から飲めるように準備しておいたり、出かける直前に急いで母乳を飲ませたりした授乳期の一年間でした。
長い子育て期間中には、両親と喧嘩することもあり、そんな時はいっそのこと保育園に預けようか?と真剣に考えた時がありました。
しかし、塾という仕事柄、夜に仕事をしなければならないので、夜間保育園ということになります。
当時でも24時間保育をしているところはありましたが、古びたビルの一角でした。どんな子が来ているんだろうか?部屋はどんな風になっているんだろうか?安全だろうか?などと考えるとどうしても娘を預ける気にはなれず、結局は両親と仲直りをして娘を引き続きみてもらうことに。でも暫くするとまた喧嘩をし、夜間保育園を再び考え、でもやっぱり不安で仲直り。ということを何度となく繰り返しました。
また、母親が仕事をしていることで、仕事をしていないお母さんのもとで育てられた子どもに引けを取らないようにと、娘を育てることにエネルギーを注ぎました。
母として妻として仕事人としてベストを尽くし続けた30代、40代だったと思います。
色々なことがありましたが、今となればすべてが楽しい思い出です。
特に私が子育てでこだわりながらも楽しんでやってきたことを二つほど挙げてみます。
とにかく安全で美味しいものを求め、自然食品店で扱われているオーガニックの調味料や食材を中心に食事やお弁当を作ってきたことです。
今も一切冷凍食品は使っていません。もちろん、購入ものを冷凍にしたり、保存上の問題から冷凍されている食材を使うことはあります。
とはいってもガチガチの手造り派というわけではなく、家庭では美味しく作れないものは信頼できるお店やレストランで食べることにし、美味しくつくるコツを
ちゃっかり聞いたりしてきました。
子どもは環境によって育てられると思います。
子どもだから、まだ勿体ないとか、解らないだろう…なんて思わずに同じように
なんでも経験させました。幼いころから美術館にも連れて行きました。
同じ絵本を娘のリクエストに応えて何度も何度も繰り返し読み、時には物語には書かれていないストーリーを作ってみたり、登場人物の心の描写を娘とともに考えたりもしました。
ストーリーの場面が浮かぶということは、小学校低学年の算数の学習にはとっても大切なことです。
